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学会長挨拶

 令和元年11月30日(土)、12月1日(日)の二日間にわたり、第63回中国四国合同産業衛生学会を徳島県医師会館で開催することになりました。本学会が徳島県で開かれるのは平成21年以来10年ぶりのこととなります。平成21年は、メキシコ発の豚インフルエンザH1N1が世界的に流行し、対策が求められた年でありました。当時、徳島県では糖尿病死亡率が全国で最も高い年が続いていたこともあり、「職域における糖尿病予防」をシンポジウムのテーマとして設定させていただきました。

 さて、この10年間、わが国では少子高齢化の進行、生産年齢人口の減少とともに人手不足の問題が顕在化し、産業保健をめぐる環境も大きく変わってまいりました。平成22(2010)年には8100万人であった生産年齢人口が、令和9(2027)年には7000万人を下回ると推定されています。今後の労働力人口の減少を防ぎつつ、一方で長時間労働の是正や労働形態の多様化への対応、ワークライフバランスの確保など、様々な点において働き方改革に取り組んで行くことが求められております。

 このような時代背景を踏まえ、今回の学会では「働く人の未来を守る産業保健―働く意欲を活かす健康支援―」をメインテーマと設定させていただきました。開催は徳島県医師会との共催として、会場は県医師会館をお借りすることとなりました。本学会は、中国四国地方で産業保健に関わっておられる様々な職種の方が一堂に会する年一回の貴重な機会であります。本学会が、今後の産業保健のあり方を考えるよい機会となることを願っております。多くの会員の方々のご参加をお待ちしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

令和元年7月吉日

第63回中国四国合同産業衛生学会

学会長 有澤 孝吉 (徳島大学大学院医歯薬学研究部医科学部門
社会医学系予防医学分野教授)

実行委員長 斎藤 恵 (徳島産業保健総合支援センター所長)